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かぎ針編みと棒針編み、何が違う?

初心者資料 更新日 2026-10-20

かぎ針編みは1本のかぎ針を使い、常に1つのループを扱います。棒針編みは2本の棒針を使い、編み針に1段分の目を保持します。かぎ針編みの編み地は一般的に厚くしっかりしていて、棒針編みは伸縮性があり、なめらかに垂れます。かぎ針編みは通常、編むのもほどくのも簡単ですが、毛糸の使用量は多めです。編み方によって異なりますが、公表されている比較では約20〜60%多く使う結果が出ています。

かぎ針編みと棒針編みの違いを比較

どちらも、毛糸のループを別のループに通して編み地を作ります。違いが生まれるのは、使う道具と、一度にいくつのループを編み終えずに保持するかです。

かぎ針編み棒針編み
道具かぎ針1本通常は棒針2本。筒状に編む場合は輪針または3〜5本の棒針
保持しているループかぎ針に1つ(チュニジアンクロッシェは例外)編み針に1段分の目
最初に覚える基本の編み方鎖編み、引き抜き編み、細編み、中長編み、長編み、長々編み表目と裏目の2種類
編み目の高さ細編みは棒針編みの1目の約2倍の高さ。長編みは約4倍短く平らなV字形の編み目
編み地厚く、しっかりしていて、表情が出やすい。伸びにくい薄く、なめらかで、伸縮性があり、よく垂れる
毛糸の使用量多い。同じメリヤス編みと比べ、公表テストでは約20〜60%多い(編み方による)メリヤス編みでは少ない。ガーター編みは細編みと同じくらい使う
編む速さ通常は速い。1目の高さがあるため通常は遅め
目を落としたときほとんど問題にならない。下の目はそのまま残る編み地がほどけていくことがある
間違いをほどく簡単。間違えたところまで毛糸を引き戻すやや難しい。目同士がつながっているため、ほどくのに時間がかかる
輪に編むどのかぎ針でも編める輪針または3〜5本の棒針が必要
よく使われる作品ブランケット、あみぐるみ、インテリア用品、レース、ドイリーセーター、靴下、手袋などの衣類
機械で作れる?本物のかぎ針編みを作る市販機械はなく、手編みで作られるはい。編み機があり、ニット製品が大量生産されている

かぎ針編みがどれくらい多く毛糸を使うかは、情報源によって差があります。次の章で実際のテスト結果を紹介します。

かぎ針編みは棒針編みより毛糸を多く使う?

通常は多く使いますが、使用量を左右するのは編み方であり、かぎ針編みか棒針編みかという違いよりも影響が大きいです。公表されている2つのスワッチテストでは、同じ毛糸を6mmのかぎ針と6mmの棒針で編み比べています。以下の割合は、同じ面積の棒針編みのメリヤス編みを基準に、各編み方がどれくらい多く毛糸を必要としたかを、テストの計測値から算出したものです。

編み方テスト1:極太毛糸、20×20目のスワッチ(面積あたりの重さ)テスト2:合太アクリル毛糸、10cm四方(長さ)
棒針編みのメリヤス編み基準基準(9.10m)
棒針編みのガーター編み約46%多い約35%多い
細編み約60%多い約35%多い
中長編み約36%多いテストなし
長編み約27%多い約20%多い
チュニジアンクロッシェテストなし約44%多い

別の情報源では、かぎ針編みは毛糸を25〜30%多く使うという目安が紹介されています。また、3分の1未満しか多く使わないかぎ針編みがほとんどだとする情報もあります。共通しているのは、細編みが最も目の詰まった編み方で、毛糸を最も多く使うことです。背の高い編み目ほど使用量は少なくなり、棒針編みのメリヤス編みが最も少なくなります。棒針編みのガーター編みは、細編みと同じくらい毛糸を使います。自分の編み加減やかぎ針のサイズによっても数値は変わるため、実際の作品ではスワッチを編むか、毛糸量計算ツールを使ってください。

かぎ針編みの編み地が厚く、しっかりする理由

かぎ針編みでは、1目をいくつものループが絡み合う形で編み、1目を完成させてから次の目に進みます。そのため、編み地に構造的なしっかり感が出ます。棒針編みの目は縦の列につながり、それぞれの目が上の目に支えられ、下の目を支えています。そのため、棒針編みの編み地は薄く、なめらかで、より柔軟です。伸縮性が必要なセーターや靴下には棒針編みが定番で、形を保ちたいブランケット、バッグ、おもちゃにはかぎ針編みが向いているのはこのためです。

これはあくまで傾向で、決まりではありません。細く柔らかな毛糸を大きめのかぎ針で編めば、衣類に使えるほどよく垂れる編み地になります。また、太い毛糸なら、どちらの編み方でもしっかりした編み地になります。

かぎ針編みと棒針編み、どちらが簡単?

最初の数時間は、どちらも扱いにくく感じるものです。ただし、それぞれ別の部分で取り組みやすさがあります。

あみぐるみがほとんどかぎ針編みで作られる理由

あみぐるみという言葉は、棒針編みとかぎ針編みの両方のおもちゃを指しますが、ほとんどはかぎ針編みで作られます。かぎ針編みは1本のかぎ針で輪に編めるため、輪針や3〜5本の棒針を使う必要がありません。また、ほとんどどこでも増し目や目をつなぐことができ、球体、耳、手足などの立体的な形を作りやすいのも特徴です。小さめのかぎ針で目を詰めて細編みを編むと、すき間の少ない硬くしっかりした編み地になります。そのため、手芸わたが表から見えにくくなります。棒針編みでもおもちゃは作れますが、形を作るにはより高度な棒針編みの技術が必要です。

かぎ針編みは機械で作れる?

通常の生産では作れません。棒針編みは機械で編むことができ、ニット衣料は大量生産されています。一方、かぎ針編みは手編みで作る必要があるため、購入したかぎ針編みの作品は、ほぼ確実に人の手で作られています。機械で作られた「かぎ針編み風」のレースやプリントは、かぎ針編みに見えるよう作られた別の生地です。研究者がかぎ針編み機の試作品を作った例はありますが、研究段階のプロジェクトです。その機械は1目ごとに片側から形を作るため、編み地の表と裏に技術的な違いがあります。

最初にどちらを習うべき?

こんな作品・目的なら…最初に始めるなら
詰め物を入れるおもちゃ(あみぐるみ)を作りたいかぎ針編み。初心者向けあみぐるみから始める
靴下、体にフィットするセーター、伸縮性のあるゴム編みを作りたい棒針編み
最初の作品を早く完成させたい(ブランケット、マフラー、グラニースクエア)かぎ針編み
最初はできるだけ少ない編み目を覚えたい棒針編み(表目と裏目)
間違いを簡単に直したい、段の途中で作業を置きたいかぎ針編み
道具代をできるだけ抑えたいかぎ針編み。通常、かぎ針は棒針より安く、必要な本数も少ない

どちらか一方を選んだら、もう片方を二度と使えないわけではありません。両方を楽しむ人も多く、棒針編みをする人が、落とした目を直すためにかぎ針を使うこともあります。かぎ針編みを選ぶなら、初心者向けかぎ針編みの始め方と基本の編み方から始めてみましょう。

このページの編み図記号

よくある質問

かぎ針編みと棒針編みの大きな違いは何ですか?

かぎ針編みは1本のかぎ針を使い、常に1つのループだけを扱いながら、1目ずつ編み終えます。棒針編みは2本の棒針を使い、1段分の編み目を保持します。編み地の風合いや、間違いの直しやすさなど、そのほかの違いも基本的にはこの違いから生まれます。

かぎ針編みは棒針編みより簡単ですか?

かぎ針編みは道具が1本で、保持するループも1つだけなので、目を落としても直しやすく、始めやすいと感じる人が多いです。一方、棒針編みは基本の編み目が2種類だけです。人によって感じ方は異なりますが、どちらも習得できます。

かぎ針編みは棒針編みより毛糸を多く使いますか?

通常は多く使います。同じ面積の棒針編みのメリヤス編みと比べると、公表されている2つのテストでは、かぎ針編みの編み目が約20〜60%多く毛糸を使いました。一般的な目安は25〜30%です。細編みが最も多く使い、長編みのような背の高い編み目では少なくなります。棒針編みのガーター編みは、細編みと同じくらい毛糸を使います。

かぎ針編みは棒針編みより速く編めますか?

通常は速く編めます。かぎ針編みの細編みは棒針編みの1目の約2倍、長編みは約4倍の高さがあるため、1目でより広い面積を編めるからです。ただし、速さは慣れによっても変わります。

かぎ針編みは機械で作れますか?

本物のかぎ針編みを作る市販機械はないため、かぎ針編みは手編みで作られます。編み機は一般的に使われています。機械でかぎ針編みを作るものは、研究段階の試作品に限られます。

同じ毛糸をかぎ針編みと棒針編みの両方に使えますか?

はい。適したサイズのかぎ針や棒針を選べば、どんな毛糸でも編めます。ふんわりした太いウールは棒針編みに向くことが多く、細く撚りの強い毛糸は、あみぐるみに必要なしっかりした編み地をかぎ針編みで作るのに役立ちます。詳しくは毛糸の太さ一覧をご覧ください。

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